ラズパイOSのインストールと初期設定メモ

友人の発酵管理システムとは別の用途で、またラズパイZeroWを買いました。モニターもキーボードもない我が家で行なった初期設定のメモです。

(追記:今やRaspberry Pi Imagerを使うので、完全に情報が古いです)

 

環境

・RaspberryPi Zero WH
・Raspbian10.0
・Windows7
・モニターなし
・キーボードなし
(・LANケーブルなし)

 

目次

OSの書き込み
microSDカード購入
Raspbianイメージファイルのダウンロード
microSDカードにOSを書き込み
SSH有効化の設定
無線LAN接続の設定
ラズパイ初期設定
ラズパイ起動
WiFi接続確認
SSHで接続
VNC(リモート操作)の有効化
VNC(リモート操作)接続
パスワード変更

 

主たる参考サイト

Raspberry Pi(Zero W)を、モニターなしでセットアップする
https://www.penpale.jp/blog/raspberry_pi_zero_w_setup_without_monitor.html

 

ラズパイの情報は豊富にあり全て受け売りなのですが、古い仕様の情報という罠もままあるので、メモを残しておきます。

 

 

OSの書き込み

microSDカードの購入

参考サイト
https://raspida.com/safety-sd

SDカードにはラズパイとの相性があって上手く動かないものもあるそうな。認識する容量の上限は32GBです。

 

OSのダウンロード

公式サイトからOS(Raspbian)ダウンロードします。3つの種類がありますが、推奨ソフトも含まれたフルバージョンをダウンロードしました。

・Raspbian Buster with desktop and recommended software←これ
・Raspbian Buster with desktop
・Raspbian Buster Lite

Download Raspbian for Raspberry Pi
https://www.raspberrypi.org/downloads/raspbian/

ちなみに公式サイトにあるNOOBSと言うのはインストーラーです。

 

OSの書き込み

・zipファイルを展開→イメージファイル(*.img)
・専用の書込ソフトEtcherのダウンロード&インストール
・EtcherでSDカードに書き込み

Etcher
https://www.balena.io/etcher/

 

起動時のSSHとWiFiの設定

microSDをラズパイに挿入する前にもう2つすることがあります。
デフォルトでは有効になっていないSSHを起動時に有効にすることと、WiFiに繋がるためにSSIDとパスワードを書き込んで、WiFiに自動で繋がってもらう作業です。

 

SSHの有効化

・microSDをPCから一回抜き、再度挿入する(OS書き込み後アンマウントされるため)
・ファイルエクスプローラで開く(bootというデバイス名)
・空のテキストファイルを作り、ファイル名を「ssh」(拡張子なし)にする

 

WiFiの自動接続

・SDカード(boot)直下に「wpa_supplicant.conf」というテキストファイルを作る
・テキスト内容を以下とする

ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
country=JP

network={
 ssid="SSID"
 psk="パスワード"
 key_mgmt=WPA-PSK
}

 

ちなみに上記の2つのは一度起動すると自動で消される仕様になってます。
wpa_supplicant.confを簡単に作成してくれるソフトを作ってくれた人がいますので、使うともっと楽かもしれません。

Raspberry Piの無線LANをmicroSDで簡単に設定するためのツールを作った
https://qiita.com/mascii/items/a43d71572e1919e56398

 

ラズパイ起動

・ラズパイ にSDカードを差し込む
・電源コード入れて起動させる

 

WiFi接続の確認

方法1:コマンドプロンプトでping
・スタートボタン→アクセサリ→コマンドプロンプト
・「ping raspberrypi.local」と入力してエンター
・返答を確認(IPアドレスも確認可)

この方法はルーターがローカルの名前解決を行ってくれるタイプの場合、または、Bonjourサービスが動いてる場合に有効です。BonjourはiTunesをインストールすると入ります。

方法2:ルーターの管理画面から接続端末を確認する
・コマンドプロンプトで「ipconfig」→ゲートウェイのIPアドレスを確認
・ブラウザでIPアドレスにアクセス
・ログイン&接続先確認(操作はルーターの機種に寄ります)

都度、ラズパイのIPアドレスの確認を行うのも面倒なのでBonjourを入れるか、ルーター側でIPアドレスの固定を行うのが吉です。

 

SSH接続

・TeraTermやPuttyといったSSHクライアントソフトを準備
・以下の設定で接続
  ・ホスト:raspberrypi.local(またIPアドレス)
  ・サービス:SSH
  ・ポート番号:22
  ・SSHバージョン:SSH2
・ログイン
  ・ユーザー名:pi
  ・パスワード:raspberry

最初の接続ではパスワードの変更が求められます。

 
「Tera Term」定番のターミナルエミュレーター – 窓の杜
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/utf8teraterm/

 

VNC(リモート操作)の有効化

tightvncserverをインストールするという情報が多くヒットしますが、2018年9月からrealVNCがデフォルトになってますので、有効にするだけでOKです。

・sudo raspi-config
・5 Interfacing Options
・3 VNC
・<<YES>>

[メモ] Raspberry Pi : VNCサーバ設定(raspbian 2016-09-23~)
https://qiita.com/mt08/items/bcefc691d89c7981fad9

VNCやりなおし(tightvncserverのアンインストールとrealVNCとVNCVieweの導入)
https://komatsuiot.hatenablog.com/entry/2019/02/16/234955

 

リモート操作(VNC)

・realVNC viewerのインストール
・ホスト名(raspberrypi.local)またはIPアドレスから接続

Download VNC Viewer

Viewer

Raspberry PiにVNCで接続して操作する
https://qiita.com/s_harada/items/fea3a5301c47e4c857f5

 

パスワードの変更

sudo raspi-config
・1 Change User Password を選択
・パスワード入力(2回)

 

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