メインPCである下記のパソコンで、長らく発生していた「休止状態から復帰できない」問題が、ふとしたことから解決しました。どうやら原因は、仮想メモリ(ページファイル)の不足だったようです。中には役立つ人もいるかもしれないと思って、一応記事にしておきます。
環境
PC:DELL Inspiron 14 (3437)
OS:Windows 10 64bit (Win8からのアップグレード)
CPU:Intel Core i3-4010U
MEMORY: 8GB
GPU:Intel HD Graphics Family
症状としては、休止状態には入るものの、電源ボタンを入れて復帰させると、BIOSまでは起動し、OSを読み込んでるあたりで電源が落ちるというもの。休止状態だけはなく、スリープでもたまに同様の現象が起きていました。違いは、休止状態は100%失敗するのですが、スリープからの復帰失敗はたまに起きるということ。スリープ状態が長いと失敗して落ちるような感じでした。
原因はどうやら、仮想メモリを使用していない設定にしていたことで、「自動的に管理する」にすると失敗しないようになりました。
仮想メモリの設定は、以下。
・エクスプローラでコンピュータ(PC)を表示→右クリック→プロパティ→システムが表示
・右メニュのシステムの詳細設定→詳細設定のタブ→パフォーマンスの設定をクリック→パフォーマンスオプションが表示
・詳細設定タブ→仮想メモリの変更をクリック→仮想メモリが表示
・一番上の「すべてのドライブのページファイルを自動的に管理する」にチェック
そういえば昔メモリ増設時に、HDDの読み込み速度が動作の遅さ律速になっていることから、その辺いじった覚えが・・・。その時、なぜ気づかなかったのだろう?
それにしても、たしか休止状態は専用ファイルをドライブに保存する仕様だったような。それに、休止状態やスリープが仮想メモリを使うのだとしたら、OS側で「仮想メモリがないので休止状態は使えません」って言わないのだろうか。
あと、スリープ復帰がたまに失敗する現象は、長くスリープしていると、物理メモリのデータを維持できないってことになるけど、それだと普段の操作にすら問題が生じるような・・・。
やや腑に落ちないところはありますが、休止状態が使えると起動が早くて助かります。めでたしめでたし
(追記)・・・とはいかず、仮想メモリを自動管理にすると動作がやたらともたつくようになったので、「カスタム」にしてページファイルのサイズを100MBにしました。すると、もたつきは減って、今のところ、休止状態に支障は出てません。